「父の日」前に 三木市で「おっちゃんの絵本読み聞かせ会」

男性の有志たちが子どもたちに絵本の読み聞かせをする催しが兵庫県三木市で開かれました。

「おっちゃんの絵本読み聞かせ会」というこの催しは三木市の吉川図書館で開かれました。
図書館では、毎月1回、女性による絵本の読み聞かせが行われていますが、今月19日の「父の日」を前に、11日は、男性の有志のグループが参加しました。
このグループは、9年前に活動を始め、元保育士の女性から子どもたちにとって心地よい本の持ち方や読み聞かせの時の座り方を教えてもらうなどして、「おっちゃんたちによる絵本の読み聞かせの方法」を研究してきたということです。
グループのメンバーの1人、高橋誠さん(71)は、父親として初めて自分の子どもに読み聞かせた思い出の絵本を手に、語りかけるように読み始めると、子どもたちは笑顔を浮かべながら物語に聞き入っていました。
高橋さんは「子どもが食い入るような目をして聞いてくれる瞬間があると、とても貴重だなと感じます。家庭でもお父さんたちには自信を持って読み聞かせをしてほしい」と話していました。