大阪・関西万博 地下鉄増便やシャトルバス活用で混雑緩和へ

2025年の大阪・関西万博での混雑の緩和を図るための基本方針がまとまり、地下鉄の大幅な増便やシャトルバスの活用などで、主な鉄道路線で混雑率を150%以下に抑えるとしています。

大阪・関西万博での混雑の緩和に向けて、交通の専門家や大阪府・市、それに、実施主体の博覧会協会などでつくる協議会が基本方針をまとめ、9日、公表しました。
この中では、期間中はピーク時で1日あたり28万5000人の来場者が予想され、会場の夢洲までの延伸が計画されている大阪メトロ・中央線では、対策を取らない場合、朝のラッシュ時の混雑率が186%に達することが予想されています。
このため、協議会では、▼中央線を増便し、1時間あたり最大24本を運行するほか、▼大阪の中心部や周辺のターミナル駅などにシャトルバスの発着場を設けるなどして、主な鉄道路線の混雑率を、電車の中で新聞を広げて楽に読めるとされる「150%以下」に抑えることを目指すとしています。
また、夢洲への自家用車の乗り入れは原則、禁止としたうえで、会場からおおむね15キロ圏内に駐車場を設け、バスに乗り換えてもらうことにしています。
博覧会協会の石塚智之 運営事業局長は記者会見で、「来場者だけでなく、ふだんの生活や経済活動にも影響が出ることもあると思うが、ご理解をいただいたうえで、万博を一緒に盛り上げるためにご協力いただきたい」と話していました。

【大阪市長“テレワーク推進を”】。
大阪・関西万博での混雑緩和のための基本方針では、沿線の企業などに対してテレワークや時差出勤を呼びかけることも盛り込まれています。
これについて、大阪市の松井市長は、「新型コロナの影響でテレワークは各企業でも浸透してきている。万博時の混雑緩和と働き方改革という面でもテレワークを推進していくべきだ」と述べました。