大阪メトロ決算 黒字転換 今年度末は利用者約90%回復想定

大阪メトロが発表した昨年度1年間の決算では、地下鉄の利用者が回復したことなどから、最終的な損益が48億円余りの黒字となりました。
会社では、今年度はコロナ禍前のおよそ90%まで利用者が回復すると想定していて、およそ109億円の最終黒字になると見込んでいます。

発表によりますと、昨年度1年間の決算では、▼売り上げにあたる「営業収益」は前の年の同じ期間から4.7%増えて1400億円となり、▼最終的な損益は前の年の同じ時期の42億円の赤字から48億円余りの黒字となり、2年ぶりに黒字転換しました。
これは、▼地下鉄の利用客がコロナ禍前の75%程度まで回復したことに加えて、▼社員の残業時間を減らしたり、省エネ機器の導入によって光熱費を減らしたりするなどしてコスト削減を進めたためです。
会社では、今年度の業績について、地下鉄の利用者が来年3月にはコロナ禍前のおよそ90%まで回復が進むという想定で、最終的な損益がおよそ109億円の黒字になる見通しを示しました。
大阪メトロの河井英明 社長は、記者会見で「コロナ禍でもホーム柵の設置などの安全投資は続けてきたが、今年度は、万博を見据えた新造車両の導入や駅のリニューアル工事など、守りの経営ではなく攻めの経営を進めていく」と述べました。