大和郡山市 踏切死亡事故受け 点字ブロック設置し直す作業

先月(4月)、奈良県大和郡山市の踏切で、目の不自由な女性が列車と接触し死亡した事故を受け、市は、事故が起きた踏切の手前にある点字ブロックを設置し直す作業を行いました。

先月25日、大和郡山市の近鉄橿原線の踏切で、近くに住む目の不自由な女性が列車に接触して死亡し、警察は、女性が踏切の中で自分の立ち位置が分からなくなってしまい、事故に遭ったとみて調べています。
この事故を受け、24日朝、市の担当者と委託業者らが現場の踏切の手前で注意を促す点字ブロックを設置し直す作業を行いました。
本来、踏切手前の道路の両側の、左右あわせて4か所に、点字ブロックが4枚ずつ設置されているはずでしたが、市によると、事故当時は、劣化するなどして一部が剥がれていました。
作業員は、古い点字ブロックを剥がしたあと、道路に塗料を塗る剥がれにくいタイプの点字ブロックに設置し直していきました。
目の不自由な人により注意を促し、道路の方向を示せるように点字ブロックの種類や面積を増やしたということです。
大和郡山市管理課の佐野裕和 課長補佐は、「関係団体と協力しながら事故がなくなるよう、これからも対策を進めていきたい」と話していました。
市では今後、市内にあるほかの踏切についても点検を進め、点字ブロックの設置が必要かどうかを、検討していきたいとしています。

【奈良県視覚障害者福祉協会長は】。
点字ブロックが設置し直されたことについて、奈良県視覚障害者福祉協会の辰巳壽啓 会長は、迅速に修復されたことはありがたいとしたうえで、「踏切の内側には点字ブロックがないことなど修復の内容についてはまだ納得がいくものではない。安心して踏切を渡れるように引き続き、検討を続けてほしい」と話していました。