市立吹田市民病院 手術中の医療ミスで患者死亡 遺族と和解

大阪・吹田市の市立吹田市民病院はおととし(2020年)10月、肺がんの手術中に医師が誤って患者の血管を傷つけ、患者がその後、死亡していたことを明らかにしました。
病院は、患者の遺族とはことし1月に和解したということで、「再発防止に努める」としています。

発表によりますと、おととし10月、医師が肺がんを患う60代の男性の手術を行っていたところ、誤って大動脈を傷つけたということです。
医師は、手術台から離れたところでモニターを見ながらロボットを操作していて、大量の出血があったことからすぐに手術を中断したものの、男性は脳に大きなダメージを受けて17日後に死亡しました。
病院は、事故の原因を突き止めるために、ほかの病院の医師らを含む調査委員会を立ち上げ、原因を調べてきました。
その結果、医師が「かんし」という医療器具を動かす際に、モニターに映っていない状態で、ロボットを操作したことがわかり、適切な操作をしていれば防げたと結論づけました。
これを受けて病院は、医療ミスとして遺族に謝罪するとともに、和解金を支払ったということです。
市立吹田市民病院の内藤雅文 病院長は「亡くなられた患者やご遺族へ深く
おわび申し上げます。再発防止のために、ロボット操作のトレーニングや緊急時の対応などの体制を強化し、医療の安全確保に努めてまいります」とコメントしています。