近鉄が在来線に新型車両導入へ

大手私鉄の近畿日本鉄道は車内の防犯対策やバリアフリー対応を進めた在来線の新型車両を再来年(2024年)の秋から導入することになりました。

近鉄では、在来線を走る車両の30%余りにあたるおよそ450両が昭和40年代に製造されたもので、老朽化が課題となっていましたが、再来年秋に一般車両としては24年ぶりとなる新型車両を導入することになりました。
車両の外観は近鉄伝統の「赤色」を基調としたデザインで、内装に木目調の壁を使用するほか、座席には花柄の模様があしらわれています。
また、列車内での事件が相次ぎ防犯対策の強化が急務となる中、近鉄の一般車両としては初めて防犯カメラを設置し、運転士や車掌が車内の状況をすぐに確認できるようになります。
さらに、▼従来の車両より床を低くして駅のホームとの段差を抑えるほか、▼ベビーカーやスーツケースなどを持つ人が座りやすい座席を設けることにしています。
まずは、84億円をかけて40両を導入し、奈良線と京都線、橿原線、それに天理線の4つの路線で運行を始める予定で、その後も順次、新型車両に置き換えていく方針です。
近鉄は、新型コロナによる利用者の落ち込みを受けて、来年春から普通運賃を値上げする方針を示しています。
会社では「厳しい経営状況だが、安全運行に必要な投資は続けていく」としています。