“新電力”会社「アンフィニ」が破産手続き開始決定

いわゆる「新電力」と呼ばれる電力の小売り事業などを行う、大阪・堺市に本社がある「アンフィニ」は資金繰りに行き詰まって経営破綻し、今月10日、裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。

破産手続きの開始決定を受けたのは大阪・堺市に本社がある「アンフィニ」です。
この会社は電力を卸売市場などから調達し、家庭などに販売するいわゆる「新電力」の事業や、福島県楢葉町に建設した工場で太陽光パネルの製造などを手がけていました。
しかし、電力の調達コストの上昇や海外製の太陽光パネルとの厳しい競争から経営が悪化し、去年9月、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請して、経営の再建を図っていました。
管財人の弁護士などによりますと事業を継続するためスポンサー企業を募り、▼「Japan電力」のブランドで展開していた新電力の事業など一部の事業は、ほかの会社が引き継ぎましたが、▼太陽光パネルの製造事業などの支援先が見つからず、再生計画を提出する見込みがなくなったことから、先月、再生手続きの廃止決定を受けていました。
そして、今月10日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたということです。
負債総額は、およそ81億円にのぼるということです。
「新電力」の会社をめぐっては電力の調達価格の上昇を背景に小売り事業から撤退したり一時的にサービスを停止したりするところが相次いでいます。