和歌山市の紀州東照宮で400年の節目となる「和歌祭」

新型コロナウイルスの影響で、2年連続で規模を縮小して行われていた紀州徳川家ゆかりの伝統行事、「和歌祭」がことしは開始から400年を記念して和歌山市で盛大に行われ、大勢の観光客が訪れました。

和歌山市の紀州東照宮の伝統行事、「和歌祭」は、江戸時代初めに紀州徳川家の初代藩主、徳川頼宣が父の家康をしのぶために始めたとされています。
新型コロナの影響で、去年までは2年連続で規模を縮小して行われていましたが、ことしは祭りが始まって400年の節目の年となるため、市内の各地で行事が盛大に行われました。
祭りの見どころのひとつ、東照宮の108段の急な石段をみこしを担いで下りる「神輿おろし」が行われると、訪れた人たちは勇壮な姿をカメラで撮影するなどして、祭りを楽しんでいました。
また、武士や商人などにふんした参加者が市内の中心部を練り歩く「渡御行列」には、紀州藩主から江戸幕府の8代将軍となった徳川吉宗役として俳優の松平健さんが白馬に乗って登場しました。
松平さんは、観光客たちから「上様」などと声をかけられると、笑顔で手を振りながら応えていました。
松平さんは「400年の記念に吉宗公の役をさせていただいて感激しています。コロナ禍でもやっと祭りが再開できるようになり、もっと回復できるよう願っています」と話していました。

【紀州東照宮の参道 灯籠倒れ女性がけが】
「和歌祭」が行われている紀州東照宮で参道に設けられた石の灯籠が倒れ、近くにいた62歳の女性が頭をぶつけてけがをしたということです。
消防によりますと、女性は市内の病院に運ばれて治療を受けていますが、けがの程度は軽いということです。