長浜 人気アニメ舞台に似た鉱山跡 地域活性化に期待も

滋賀県長浜市の鉱山跡がスタジオジブリの人気アニメ映画「天空の城ラピュタ」に登場する廃虚に似ていると人気を集めていて、9日は三日月知事が現場を視察しました。

滋賀県長浜市木之本町にある「土倉鉱山」の跡地には、かつて鉱石を選別していたコンクリート造りの建物がいまも残されていますが、こけむし、草木が生い茂る廃虚のような状態になっています。
ここでは明治時代から銅の採掘が行われていましたが、安い海外産に押され、昭和40年に閉山しました。
跡地の光景は、スタジオジブリの人気アニメ映画「天空の城ラピュタ」に登場する廃虚に似ていると、ネット上で人気を集めるようになりました。
9日は、滋賀県の三日月知事が視察に訪れ、この鉱山跡を地域の活性化につなげようと、地元のガイドから話を聞きました。
知事は、当時、建物がどう使われていたのか作業工程の説明を受けたあと、いまはコスプレを楽しむアニメファンが訪れることなどの近況を聞き、興味深そうに見て回っていました。
三日月知事は、「時代が変わり廃れてしまったが、ポストコロナの時代に憩い、安らげる場所として新たな価値を見いだせるよう、地元の人たちと活用策を考えていきたい」と話していました。

【土倉鉱山跡とは】。
土倉鉱山は、明治43年から50年余りにわたって主に銅が採掘されていました。
最盛期の昭和30年代には、近くに従業員の住宅が建ち並んで、家族も含めて1000人ほどが暮らし、生活必需品を買える店のほか、映画館や銭湯などもあり、多くの人でにぎわったということです。
しかし、海外で鉱山開発が進んだことなどで銅の価格が下落し、採算が合わなくなったことから、昭和40年には閉山しました。
建物の一部はいまもそのまま残されています。

【「天空の城ラピュタ」とは】。
「天空の城ラピュタ」は、昭和61年に公開されたスタジオジブリのアニメ映画です。
ラピュタと呼ばれる空中に浮かぶ城が舞台となった物語で、廃虚となった城はこけむし、草木が生い茂る様子が印象的です。

【SNSで人気】。
土倉鉱山跡は、人気アニメ映画、「天空の城ラピュタ」のファンからも人気を集めています。
鉱山跡のうち、昭和15年に建てられ鉱石を選別していたコンクリート造りの「第3選鉱場跡」は、こけむし、草木が生い茂る廃虚のような状態になっています。
この光景が「天空の城ラピュタ」に登場する廃虚に似ているとしてネット上で人気を集めるようになりました。
SNSの「インスタグラム」では、鉱山跡を背景に思い思いのポーズで撮られた写真が1000件以上投稿されていて、「滋賀のラピュタ」だという書き込みもあります。
地元のガイドによりますと、週末になると映画の登場人物にふんしたコスプレをして撮影する人の姿も目立つということです。