東本願寺で門首の継承式

京都市にある真宗大谷派の本山、東本願寺で宗派のトップにあたる「門首」の継承式が行われました。

継承式は、京都市下京区の境内で行われ、僧侶や門徒およそ600人が参列しました。
真宗大谷派では、ことし、24年ぶりにトップが交代し、はじめに前の門首の大谷暢顯氏が「頻発する災害のなかで皆さまと悲しみを共にした24年間でした。親鸞聖人の教えが未来永ごうにわたり相続されていくことを心から願います」とあいさつしました。
続いて、新たに門首に就任した大谷暢裕氏が焼香し、読経をしたあと、「誰ひとり見捨てることのない阿弥陀仏の教えを世界の人々に伝えることが、互いを尊び信頼しあえる社会につながることだと信じています」と誓いを述べました。
大谷暢裕氏は1歳からブラジルに移り住み、サンパウロ大学で物理学の博士号を取得した後、ブラジル航空技術研究所で炭素材料の研究などに携わった異色の経歴を持ち、英語とポルトガル語でもあいさつをしました。
東本願寺によりますと、今回の式は新型コロナウイルス対策として参列者の人数を通常の6分の1ほどに限定する一方、インターネットで配信して広く見てもらえるようにしたということです。