平和記念式典 会場の設営進む 熱中症対策を強化

8月6日の「広島原爆の日」に行われる平和記念式典に向け、会場となる広島市の平和公園では設営作業が進められています。今回、広島市は熱中症対策を強化することにしています。

広島市中区にある平和公園では、参列者席のエリアに大型テントを設置する作業が始まりました。
テントは全部で63張設置される計画で、17日は18人の作業員がクレーンを使って骨組みを組み立てたり、布をかぶせたりしていました。
ことしの平和記念式典では、暑さから参列者を守るため、中央の参道や会場東側の通路に、直射日光を遮るための幕が初めて設けられることになっています。
また、広島市は会場に細かい霧を噴射する装置を設置したり、救護所を3か所設けて医師や看護師を待機させたりするなどして、熱中症対策に万全を尽くしたいとしています。
広島市市民活動推進課の片桐清志課長は、「当日は暑くなることが予想される。市として熱中症対策を講じていくが、参列者にも個別に対策を取ってもらいたい」と呼びかけていました。
会場の設営作業は、7月30日まで行われる予定です。