広島市西区の路上強盗事件 中国籍の容疑者を逮捕

ことし5月、広島市西区の路上で外国籍の男性が殴られるなどしたうえ貴金属を奪われた事件で、警察は新たに中国国籍の19歳の容疑者を傷害と強盗の疑いで逮捕しました。これまで、ブラジル国籍など3人が逮捕・起訴されていて、この事件での逮捕者は4人となりました。

逮捕されたのは、広島市安佐北区に住む中国国籍の19歳の男の容疑者です。
警察によりますと、この容疑者はことし5月、ほかの共犯者と共謀して、広島市西区庚午中の路上で46歳の外国籍の男性の頭を鉄パイプで殴るなどして大けがを負わせたうえ、時価およそ300万円相当のブレスレット1個を奪ったとして、傷害と強盗の疑いが持たれています。
男性は、車を運転していた際に周囲を数台の車に囲まれて停車させられましたが、容疑者はこのうちの1台を運転していたとみられています。
この事件では、ブラジル国籍とペルー国籍のあわせて3人が逮捕・起訴されていて、逮捕者はこれで4人となり、警察は、ほかにも共犯者がいたとみて捜査しています。
警察は捜査に支障があるとして、容疑者の認否を明らかにしていません。