強制わいせつなどの罪 福山市の元教諭に実刑判決

勤務先の小学校の校舎内で女子児童の下半身をカメラで撮影したなどとして、強制わいせつなどの罪に問われた、福山市の元教諭に対し、広島地方裁判所福山支部は「被害者の心身への悪影響が懸念され、結果は重大だ」として懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

福山市立の小学校の元教諭、鬼嶋良毅被告(51)は、5年前の11月からよくとし1月にかけて、当時勤務していた小学校の校舎内で、女子児童のスカート内に手を入れて下着をずらしたうえ、カメラで撮影した写真と動画を保存したなどとして強制わいせつと児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われました。
16日の判決で広島地方裁判所福山支部の松本英男裁判官は「被害者の将来にわたる心身への悪影響が懸念され、結果は重大だ。教師と教え子という関係性の中で行われ、同じ被害者に犯行を繰り返していることはより悪質な部類に属する」と指摘しました。
その上で「教師として子どもたちの健全な成長に力を注ぐべき立場にあったにも関わらず、犯行を重ねており、強い非難を向けなければならない」として懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。