野球部員死亡で各学校へ通知

6月11日、廿日市市の中学校で生徒が野球部の練習中に頭を打ち、その後、死亡した事故を受けて市の教育委員会は市内の学校に体育活動中の事故防止と事故が起きた場合の適切な対応の徹底を求める通知を出しました。

6月11日、廿日市市の大野東中学校で軟式野球部の2年生の男子生徒が頭を打ち、手術を受けましたが6日後に亡くなりました。
この事故を受けて廿日市市教育委員会は3日、市立のすべての小・中学校27校に対し、部活動を含む体育活動中の事故防止と、事故が起きた場合の適切な対応についての通知を出しました。
通知では、事故を防ぐため、子どもの健康状態の把握や個人の能力に応じた指導などの配慮すべき事項を徹底するよう求めています。
また、事故が起きた際は、最初から複数の教職員で対応にあたることや、救急車を呼ぶかどうか迷った時は電話相談窓口「#7119」を利用することなど、基本的な対応を徹底するよう求めています。
教育委員会では、今後、外部の専門家による調査委員会を設置し、事故について詳しく検証することにしています。