1日は警報級大雨の見込み 一部の在来線に影響

広島県は前線や低気圧の影響で大気の状態が不安定になり30日夜のはじめごろから2日・火曜日にかけて大雨となる見込みです。特に1日は警報級の大雨となる見込みで、気象台は土砂災害に警戒するとともに低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。

気象台によりますと、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、広島県では大気の状態が不安定になり局地的に雷雲が発達する見込みです。
30日夜のはじめごろから1日夕方にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、その後も雨が続き、2日は再び雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。
特に1日は長時間の降雨で警報級の大雨となる見込みです。
1日1時間に降る雨の量はいずれも多いところで北部・南部ともに40ミリと予想されています。
また1日午後6時までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで北部・南部ともに150ミリと予想されています。
これまでの雨で土壌に水がたまり土砂災害の危険性が高まっている場所もあることから気象台は土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水、川の増水にも十分注意するよう呼びかけています。
大雨が見込まれることからJRは1日、県内の一部の在来線で始発から運転を取りやめることになりました。
始発から終日運転を取りやめるのは芸備線の三次駅と岡山県の新見駅の間と福塩線の三次駅と府中駅の間です。
このほか木次線の全線で始発から運転を見合わせます。
JR西日本は、ほかの路線や区間でも運転取りやめや行き先の変更、大幅なダイヤの乱れが発生する場合があるとして最新の運行状況についてホームページなどで確認するよう呼びかけています。