安藤忠雄さん「広島市に子ども向け図書館寄付」市が整備へ協議

世界的建築家の安藤忠雄さんが子どもたち向けの図書館を広島市に寄付したいという意向を示していることを受けて、市は安藤氏との間で整備に向けた協議を進めています。

安藤忠雄さんは、子どもたちにのびのびとした環境で本に親しんでもらいたいと、「こども本の森」と名づけた図書館を全国の自治体に寄付しています。
広島市によりますと、安藤氏からおととし秋に、広島市に「こども本の森」を寄付したいという申し入れがあり、実現に向けて協議を進めているということです。
広島市は中央公園にある「こども図書館」と「こども文化科学館」が入る施設について、2028年度の完成を目指しリニューアルする計画で、「こども本の森」はこの施設の南側に同時期に整備することが検討されています。
完成後は、広島市がこれらの施設を一体的に運営する方針です。
広島市は、「子どもたちが思い思いに本に親しむことができるすばらしい環境が実現するよう協議を進めていきたい」としています。