呉 上蒲刈島でスモモの出荷が盛んに

初夏の果物として人気があるスモモの出荷が呉市の上蒲刈島で盛んに行われています。

呉市の上蒲刈島では90年ほど前からスモモの生産が盛んに行われ、出荷量は県内の半分ほどを占めています。
およそ20戸の農家が8品種のスモモを「蒲刈スモモ」と名付けて生産していて、1番最初に市場に出回る「大石早生」の出荷が最盛期を迎えています。
このうち蒲刈スモモ生産組合の石井芳清組合長の畑では実全体がクリーム色に色づいているかを確認しながら、ひとつひとつ手作業で収穫していました。
また選果場では出荷作業も行われ、担当者が実に傷や虫食いがないかを確認しながらパックにつめていました。
ことしは天候に恵まれて例年にも増して甘みがあるということです。
石井組合長は、「ピンクのダイヤのような色づきで、味もおいしく仕上がりました。
蒲刈スモモを食べた人の幸せいっぱいな笑顔を見たいです」と話していました。
「蒲刈スモモ」の出荷は8月上旬まで続き、例年並みのおよそ9トンが県内を中心に流通する見込みだということです。