中国地方が梅雨入り 23日は警報級大雨か 土砂災害に警戒

広島地方気象台は２２日、「中国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
中国地方は、２４日にかけて大雨となる見込みで、特に広島県と島根県では、２３日、警報級の大雨となるおそれがあります。
土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や川の増水に十分注意してください。

気象台によりますと、梅雨前線や低気圧が西日本を通過し暖かく湿った空気が流れ込む影響で、中国地方は広い範囲で大気の状態が不安定となる見込みです。
気象台は２２日午前１１時、「中国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
中国地方の梅雨入りはいずれも平年より１６日、去年より２４日遅く、過去３番目に遅いということです。
中国地方は２２日昼過ぎから２３日にかけて断続的に雷を伴い、▼山口県と山陽は１時間に４０ミリ、▼山陰は１時間に３０ミリの激しい雨が降る見込みです。
２３日朝までの２４時間に降る雨の量はいずれも多いところで▼山口県で２００ミリ、▼山陽、山陰で１２０ミリと予想され、さらに、２４日朝までの２４時間には、▼山口県、山陽、山陰で１５０ミリの雨が降る見込みです。
特に広島県と島根県では、２３日は警報級の大雨となるおそれがあります。
気象台は土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水に十分注意するよう呼びかけています。