帝釈峡の神龍湖 小学生が橋の補修工事を見学

県北東部の帝釈峡にある神龍湖で地元の小学生が国の登録有形文化財に指定されている橋の補修工事を見学しました。

神龍湖にある「桜橋」と呼ばれるアーチ橋は昭和12年ごろ作られ、国の登録有形文化財にも指定されていて、去年12月から補修工事が行われています。
20日、地元の神石小学校の児童44人が橋を訪れ工事を見学しました。
このうち4年生から6年生の23人は近くの施設で担当者から剥離剤で古い塗料を剥がしたあと5種類の専用の塗料を塗り重ねて作業を行うことなど工事について説明を受けました。
その後、児童たちは橋に移動して実際に塗料を剥がす作業を見学し、橋の色と同じ赤い塗料をローラーを使って用意された板に塗る体験をしました。
参加した児童は「思った以上に大変な仕事だと思いました」とか「きれいな橋になってほしいです」などと話していました。
工事を担当している会社の大上起央さんは「子どもたちが目を輝かせて喜んでくれよかったです。一致団結して工期までに無事故で工事を終わらせたいと思います」と話していました。
桜橋では神石小学校の児童たちが帝釈峡を描いた作品が工事が完成する10月中ごろまで展示されるということです。