三次 神社で風鈴まつり始まる

本格的な夏の訪れを前に、三次市の神社には色とりどりの風鈴が飾られ、澄んだ音色を響かせています。

三次市にある鷺神社では、風鈴の音色で涼しさを感じたり心を癒したりしてもらおうと、4年前から夏の時期に「風鈴まつり」を開いています。
17日から始まったこの催しでは、神社の参道に黄色や赤色など色とりどりの風鈴が500個あまり飾られました。
なかには花火や金魚が描かれているものもあり、風になびいて涼しげな音を響かせていました。
ことしは、短冊をつるすことができる新しい風鈴を80個用意して、訪れた人たちに願い事を書いて飾ってもらうことにしています。
願い事を書いた風鈴を奉納すると、翌日に宮司が読み上げるということです。
訪れた人たちは、写真や動画を撮ったり、風鈴の音色に耳を傾けたりしていました。
広島市から訪れた40代の女性は、「去年も来たんですけど、ことしも来たいなと思って訪れました。落ち着いた雰囲気がすてきで、心が穏やかになりました」と話していました。
鷺神社の権禰宜、圓藤恵さんは「神社仏閣は心と体が癒やされる場所だと思っているので、懸命に頑張っている人たちにふらっと音を聞きに来ていただいて、癒やされてほしいと思います」と話していました。
風鈴まつりは8月31日まで開かれています。