国営備北丘陵公園 ササユリが見ごろ

広島県庄原市ではササユリが白や淡いピンク色の花を咲かせ訪れた人たちを楽しませています。

ササユリはユリ科の多年草で葉の形がササに似ていることからその名が付いたとされこの時期に白や淡いピンク色の花を咲かせます。
庄原市にある国営備北丘陵公園では2004年から保全や育成に取り組んでいて、開花にあわせて一般に公開しています。
ことしも6月上旬から花が咲き始め13日から公開が始まりました。
訪れた人たちは遊歩道を歩きながらかれんな花を眺めたり写真に収めたりして楽しんでいました。
ササユリは繁殖力が弱く、里山の草刈りが行われなくなったことや乱獲などによって自生する株が減って、自然に咲く姿を見るのが難しくなっているということです。
安芸高田市から訪れた男性は「ササユリは香りがよくかれんな花です。短くはかない命なのでよけいにかわいさを感じます」と話していました。
国営備北丘陵公園の伊藤まどかさんは「自然に咲く姿を見る機会が少ないのでぜひ楽しんでもらいたいです」と話していました。
ササユリの公開は6月23日までを予定しているということです。