広島県警察本部の逮捕術大会

警察官が、抵抗する犯人を安全に取り押さえる「逮捕術」を競う大会が、坂町で開かれ日頃の訓練の成果を競い合いました。

これは、広島県警察本部が警察官の現場での対応力を高めようと開いているもので、坂町にある警察学校で行われた大会にはおよそ270人が参加しました。
「逮捕術」には、柔道や剣道など武道の要素が取り入れられていて、自分の身を守りながら必要最小限の攻撃で相手を制圧します。
選手たちは柔道着に面を付け、▼互いに素手で競い合う「徒手」という種目のほか、▼長さ25センチほどの竹の刀を持つ相手に素手で挑んだりする種目などが行われました。
試合では、▼素手の選手が相手の胴を拳で突いたり、▼刀を持つ選手が相手の面を突いたりすると、大きな拍手や歓声があがっていました。
出場した呉警察署の難波孝至巡査部長は、「実践に近い訓練を継続して行うことで、県民の皆さまに安心安全を与えられるよう、今後も訓練に励んでいきたい」と話していました。