呉市 小学校の校舎解体で申請ミス 交付金を受け取れず

呉市教育委員会は小学校の校舎の解体工事について申請手続きのミスがあったため、当初財源に充てる予定だった国からの交付金4900万円あまりを受けることが出来なくなったと発表しました。
呉市教育委員会は市債と一般財源で補うとしています。

呉市教育委員会は港町小学校の円形校舎などの解体にかかる費用、2億8700万円余りについて、このうち4920万円を国の交付金を充てる予定でした。
しかし、本来であれば国から交付が決まったのちに事業者と契約を結ばなければならないところ、決定前に契約を結んだため、国からの交付金を受け取ることができなくなったということです。
このため、呉市教員委員会は国からの交付金を充てる予定だった4920万円について市債と一般財源で補うとしています。
さらに、交付を受けられなくなったことでこの解体工事に伴う地方交付税措置のある起債ができなくなり、将来的に5798万円の負担が増えるということです。
呉市教育委員会は「市民の皆様の信頼を大きく損なうこととなり深くおわび申し上げます。今後はこのようなことがないよう再発防止に努めてまいります」とコメントしています。