1500株のバラが見ごろ 広島市植物公園

広島市にある植物公園では、およそ1500株のバラが見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませています。

広島市佐伯区にある「広島市植物公園」では、およそ850品種、1500株のバラが見頃を迎えています。
このうち「レッド・ラジアンス」というバラは、長崎で被爆し、被爆者の救護に力を尽くした永井隆博士の自宅にあったバラを広島市内で植樹し、この公園に分けられたもので、平和への思いがこめられています。
また大ぶりで黒みがかった赤い花を咲かせる「パパ・メイアン」は、甘く優雅な香りがすることから香水や化粧品に使われているということです。
群馬県から訪れた30代の父親と4歳の女の子は、「ピンクのバラがかわいかった。またここに来たい」と、集めたバラの花びらを片手に話していました。
広島市植物公園栽培・展示課の泉川康博係長は、「古いものから新しいもの、珍しいものまでたくさんのバラがある。本物のバラの香りをぜひ楽しんでもらいたい」と話していました。
この公園では、今月下旬までバラを楽しめるということです。