学校での観察・実験用の生き物 県立教育センターが提供

学校での観察や実験に生かしてもらおうと、昆虫や魚などの生き物を先生たちに提供する「教材生物バザール」が13日、東広島市で開かれました。

これは、大学の研究室や高校の理科の先生などが育てた生き物や植物を、学校での観察や理科の授業で活用してもらおうと、東広島市にある広島県立教育センターが毎年開いています。
メダカやアゲハチョウの幼虫、ハムスター、それに植物の苗などおよそ170種類が持ち寄られました。
会場には、県内の小中学校の先生などおよそ70人が集まり、育て方や授業での活用方法を教わりながら、生き物や植物を選んでいました。
東広島市の中学校の先生は、「ミジンコなど20種類ほどいただきました。子どもたちもなかなか実物を見る機会がないと思うので、授業で子ども達の喜ぶ姿が見たいです」と話していました。
アオダイショウを受け取った呉市の中学校の先生は、「生徒から名前を募集しようと思います。アオダイショウは毒が無いのでへビは怖い、というイメージが変わったらいいなと思います」と話していました。
広島県立教育センターの中島純平指導主事は、「生き物に実際に手で触れて五感で感じてもらい、いろんな視点で見て学んでほしです」と話していました。