ヨーロッパの画家が女性を描いた絵画展 東広島市立美術館

16世紀から近代にかけてヨーロッパの画家たちが女性を描いた絵画を集めた展示会が東広島市で開かれています。

東広島市立美術館で開かれている展示会には、ポーランドの「ヨハネ・パウロ2世美術館」が所蔵する16世紀から近代にかけてヨーロッパの画家たちが女性を描いた絵画、61点が展示されています。
このうち、17世紀にイギリスの宮廷画家を務めたヴァン・ダイクが描いた「エジプトへの逃避途上の休息」は、旅に疲れた様子でイエスを抱いた物憂げな表情のマリアが、洗練された色遣いで描かれています。
また18世紀のフランスの画家、ナティエの「花の神フローラに扮する女性の肖像」は、花を手にして穏やかにほほ笑む華やかな貴族の女性の肖像が透明感のあるタッチで描かれた作品です。
東広島市立美術館の所ふたば学芸員は、「女性たちに焦点を当てていますが、作家ごとに異なる表現方法に注目して西洋美術400年の歴史を感じることができる作品を楽しんでもらいたいです」と話していました。
この展示会は、6月9日まで開かれています。