海の素材を使った宝飾品 約120点を展示 尾道市立美術館

真珠など海の素材を使って作られた宝飾品が尾道市立美術館で展示されています。

展示されているのは、ヨーロッパや日本などで17世紀ごろから20世紀初期にかけて作られた、真珠や貝殻など海の素材を使ったネックレスやペンダント、それにブローチなどの宝飾品、およそ120点です。
このうち、19世紀初期にイギリスで作られたティアラは、バラなど3つの花が真珠で形づくられています。
貝殻で作られた台座にはバネがあり、バラの飾りが揺れ動くよう細工されています。
また、19世紀後半にイギリスで作られたネックレスはハート型の飾りの真ん中に真珠が配置されていて、周囲には青いエナメルが施されています。
尾道市立美術館の学芸員、梅林信二さんは「素材の美しさや職人の手による精緻な細工、デザインの豊かさなどに作品を通じて触れてほしい」と話していました。
この展示会は尾道市立美術館で、今月6日まで開かれています。