帝釈峡の神龍湖で「湖水開き」 観光シーズン到来

国の名勝に指定されている広島県北東部の帝釈峡にある「神龍湖」で、観光シーズンの到来を告げる「湖水開き」が行われました。

神龍湖は庄原市と神石高原町にまたがる「帝釈峡」にある人工湖で、毎年、新緑が見ごろを迎える大型連休の時期に湖水開きが行われています。
28日、湖の近くにある施設で関係者およそ40人が参加して今シーズンの安全を祈願する神事が行われました。
このあと湖に龍の飾りをつけた遊覧船が白い煙を出しながら登場し、観光シーズンの到来を祝いました。
訪れた人たちは遊覧船に乗って見ごろを迎えた新緑の風景を写真に収めるなどして楽しんでいました。
帝釈峡の新緑は5月いっぱい楽しめそうだということです。
帝釈峡観光協会の岡崎克治事務局長は「落葉樹がこの時期に芽吹き帝釈峡全体が若葉に染まります。心を癒やしに訪れてもらいたいです」と話していました。