プレジャーボート事故 半数以上は故障など 点検の徹底を!

瀬戸内海などを管轄する第6管区海上保安本部の管内で去年、事故を起こしたプレジャーボートのうち半数以上は故障などによる運航不能でした。海上保安本部は、レジャーシーズンに入る前に点検を徹底するよう呼びかけています。

第6管区海上保安本部のまとめによりますと、去年1年間に管内で事故を起こした船舶282隻のうち、プレジャーボートが131隻で最も多く、漁船が59隻、貨物船が41隻でした。
事故を起こしたプレジャーボート131隻について海上保安本部が原因を調べたところ、56%にあたる74隻が機関故障などによる運航不能で、衝突や乗りあげなどを上回りました。
海上保安本部によりますと、事故を起こしたプレジャーボートの中には中古のものが多く、購入した際に機関部の点検や整備をしないまま運航しているケースもあるということです。
海上保安本部は「5月以降のレジャーシーズンに入る前に点検や整備を徹底してほしい」と呼びかけています。