料理人コンテスト優勝者が知事表敬 食の魅力発信へ意気込み

料理人が広島の食材を使って和食や洋食の味や技術を競うコンテストの優勝者が広島県の湯崎知事を表敬訪問し、広島の食の魅力発信へ意気込みを語りました。

県庁を訪れたのは、いずれも3月に行われた、「ひろしまシェフ・コンクール」の優勝者で、広島市内のホテルに勤務する迫谷心さん(23)と、山口県内の料亭旅館に勤務し「ひろしま和食料理人コンクール」で優勝した、村田憲洋さん(39)の2人です。
2つのコンテストは、主に30代までの若い料理人が広島県産の食材を使って料理の味や技術を競うもので、成績優秀者には県が研修資金を貸し付け、国内外の料理店などでの修業を支援しています。
2人は湯崎知事から「研修やさまざまな機会でこれからも腕を磨いてほしい」と激励されました。
これに対して、迫谷さんは「ずっと広島で料理をしてきたので、これからも広島にこだわりつつ自分の力にしていきたいです」と話していました。
表敬訪問のあと、村田さんは「広島は海が穏やかで魚もやさしい味になっているのが魅力です。ふだんから素材を大事にして料理を作っています。広島の食材をみんなに知ってもらえるようにしたい」と話していました。
また、迫谷さんは「広島でしか味わえないものもたくさんあると思うので、私たちが魅力を伝えていきたい」と話していました。