絵画の巨匠が10代に描いた作品展

絵画の巨匠が10代までに描いた作品を紹介する企画展が、広島県尾道市で開かれています。

この企画展は尾道市瀬戸田町の生口島にある平山郁夫美術館で開かれ、モネやピカソなどが10代までに描いた作品およそ40点が展示されています。
このうち、ムンクが18歳の時に描いた「雪景色の中の少年」は黒みが混じった雪のなか1人で立つ少年の姿が描かれた油絵です。
また、19世紀後半に活躍したフランスの画家・ロートレックが17歳の時に描いた「馬上の二人の兵士」は馬の骨格や筋肉が繊細に描かれています。
平山郁夫美術館の学芸員の幸野昌賢さんは「巨匠たちが若いころから絵が上手だったことを味わってほしいし、どんなことに興味を持って描いてきたのかを楽しめる」と話していました。
この企画展は5月26日まで開かれています。