「商業施設や芝生広場」県庁敷地で起工式

広島市中心部の広島県庁の敷地に飲食店などの入った商業施設や芝生の広場が新たに整備されることになり、11日、起工式が行われました。

広島県庁がある広島市中心部の基町地区は、周辺の地区とともに再開発の計画が進んでいて、県庁の第一駐車場の跡地が民間企業に貸し出され、「憩いの場」として新たに整備されます。
今月から工事が始まるのに合わせて、11日は予定地で起工式が行われ、事業主や施工業者、それに県の関係者など20人が工事の安全を祈願しました。
県庁の第一駐車場の跡地は広さがおよそ2800平方メートルで、木造平屋建ての商業施設2棟が建てられ飲食店や物販の店舗としての活用が想定されるほか、芝生広場が整備されることになっています。
事業を行うNTT都市開発の辻上広志社長は「県庁の前の敷地をまちに開いていくというコンセプトをしっかりと実現したい」と話していました。
広島県の湯崎知事は「ほっと一息つけるような憩いの場を作って、皆さんが広島の顔のひとつとして認識してくれるような場所にしたい」と話していました。
この商業施設と芝生広場は、来年春に開業する予定です。