「キャンパスの自然や遺跡を身近に」広大総合博物館で展示会

大学の広大なキャンパスに多くの生き物が生息していることを知ってもらおうという展示会が東広島市の広島大学総合博物館で開かれています。

この展示会は250万平方メートルの敷地がある広島大学東広島キャンパスに多くの生き物が生息していることや、遺跡があることを知ってもらおうと、総合博物館の学生スタッフが企画しました。
このうち、キャンパスで見ることができるイタチ科の「ホンドテン」の剥製は夏毛と冬毛の2体が展示されていて、季節によって毛の色や柔らかさが変化する様子を比較することができます。
またキャンパス内の「鏡西谷遺跡」から出土した弥生時代の「高杯形土器」は高さが25センチあり、食べ物を盛るための器だったと考えられています。
広島大学総合博物館学生スタッフの吉朝開さんは、「東広島キャンパスの自然や遺跡を身近に感じてもらいたいと思い企画しました。この展示を見て関心を持ってもらい実際にキャンパスの中を散策してほしいです。」と話していました。
この展示会は、7月20日まで広島大学総合博物館で開かれていて、このうち、5月1日から6日までの間は東広島市立美術館に展示を移すということです。