北広島町 鳥インフルエンザによる移動制限解除

3月、北広島町の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したことを受けて、半径3キロ以内でのニワトリや卵の移動を制限していた措置が10日午前0時に解除されました。
これで今回の鳥インフルエンザの発生に伴う一連の制限はすべて解除されました。

北広島町の養鶏場では3月12日に、飼育されていたニワトリから高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
これを受けて県はこの養鶏場の8万羽余りのニワトリを処分し、半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその区域から外への出荷などを禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定していました。
このうち「搬出制限区域」は3月30日に解除されていましたが、その後も周辺の養鶏場で新たな鳥インフルエンザの発生が確認されなかったことから県は「移動制限区域」についても10日午前0時に解除しました。
これで今回の鳥インフルエンザの発生に伴う一連の制限はすべて解除されました。
その一方で、北広島町では先月以降、死んだカラスから、鳥インフルエンザウイルスの検出が相次いでいて、県は引き続き養鶏場に対し、感染防止策を徹底するよう呼びかけています。