4億円の寄付を活用 神石高原町に保育園完成

神石高原町で地元出身の実業家からの4億円の寄付を活用して建設されていた町立の保育所が完成し、落成式が行われました。

完成したのは、神石高原町の「こばたけ保育所」で関係者およそ40人が出席して9日、落成式が行われました。
式では、この保育所の卒園生で建設にあたって町におよそ4億円を寄付した東京のIT企業社長の丹下大さんに感謝状が贈呈されました。
そして、園児たちがこの日のために練習した太鼓の演奏をして関係者に感謝の気持ちを伝えました。
「こばたけ保育所」は老朽化で去年から建て替えが進められて先月完成し、今月から通常保育が行われていて町内のおよそ50人の園児が通っています。
建物は教室を暖かみのある空間にしようと床や壁などを木製にし、窓を広くとって園児の顔が見えやすく、建物の中と外を行き来しやすいようにしたということです。
4億円を寄付した丹下さんは「木をふんだんに使って窓も大きい開放感のある園児にとっていい環境ができたと思う」と話していました。