竹原「移動図書館」に新車両導入で出発式 

図書館に行くことができない人にも本を楽しんでもらおうと竹原市が行っている「移動図書館」に新しい車両が導入され、4日、出発式が行われました。

竹原市は、本を積み込んだ車が市内を巡回して貸し出しを行う「移動図書館」を42年前から行っています。
これまで使っていた車が老朽化したため、サービスの開始から4台目となる「わかたけ4号」が新たに導入され、4日、市内にある図書館の駐車場で出発式が行われました。
新しい車には、絵本作家のヨシタケシンスケさんによるオリジナルの絵が描かれていて、職員たちが拍手で見送る中、さっそく出発していきました。
新しい車は以前と比べて小型化したため1度に積む本の数は減るものの、狭い道を通ることができることから、受け取り場所は新たに3か所増えたということです。
竹原市教育委員会文化生涯学習課の中西博也係長は、「デザインもかわいくなったので、小さなお子さんにも利用してもらいたいです」と話していました。
車は、毎週木曜と金曜に市内の地域交流センターや小学校など40か所を回ることになっていて、事前に借りたい本をネットなどで予約することもできるということです。