東広島市 PFAS健診結果今月中旬に通知

東広島市の井戸水などから有機フッ素化合物「PFAS」のうち有害性が指摘される物質が国の暫定目標値を超えて検出されている問題で、市は先月(3月)行った健康診断の結果を4月中旬にも住民に伝える考えを示しました。

東広島市の井戸水などから「PFAS」のうち有害性が指摘される物質が国の暫定目標値を超えて相次いで検出されている問題を受けて、市は3月23日地域の住民を対象に健康診断を行い、およそ40人が受診しました。
その結果について、東広島市の高垣市長はきょうの記者会見で、今月中旬に判明するとした上で、受診した人の家庭を保健師が訪問して内容を説明するとともに、健康状態に関して不安な点がないかなど、ヒアリングを行うことを明らかにしました。
また、対象地域に住む人のうち、健康診断を受けられなかった人については、5月2日までに個別に医療機関を受診してもらいたいとしています。
高垣市長は「健康被害との因果関係は必ずしも立証されないが、現時点の健康状況を把握してもらい、みなさんの安心感につながれば」と話していました。