広島県警 自転車・電動キックボード事故防ぐ対策室発足

広島県警察本部は自転車や電動キックボードの事故を防ごうと新たに専門の対策室を設置しました。

新設された「自転車小型モビリティ対策室」は啓発活動を担う警察官や白バイ隊員など8人で構成され、事故を分析して取り締まり計画の立案と実施にあたるほか交通ルールの順守を呼びかけます。
1日、広島県警察本部で開かれた発足式では県警察本部の大木晋交通部長が「交通ルールの啓発に努めてもらうとともに、悪質な違反については積極的に取り締まってほしい」と訓示しました。
県警察本部によりますと、去年、広島県内で発生した自転車が関係する人身事故は996件で、前の年に比べ95件増えていて、7人が死亡しています。
また、電動キックボードは去年7月から一定の基準を満たしたものについては16歳以上は運転免許がなくても乗ることができるようになり、全国的に交通違反が急増しています。
対策室の宮庄律和室長は「警察署とも連携して取締りを積極的に行うとともに、交通安全運動をしっかり行っていきたい」と話していました。