広島港 クルーズ船ターミナル完成祝う式典

広島市の広島港で、建設が進められていたクルーズ船のターミナルの完成を祝う式典が開かれました。

クルーズ船のターミナルが完成したのは広島市南区の広島港でおととしから建設が進められていました。
これまではクルーズ船が寄港した際に臨時で設けたテントなどで入国手続きをしていましたが、新しい施設が完成したことでスムーズな手続きができるということです。
30日はさっそく、台湾から寄港した450人乗りのクルーズ船が到着していました。
完成を祝う式典にはおよそ60人が参加し、広島県の湯崎知事は「利用者の利便性や快適性が格段に向上するため、地域の活性化を図りたい」とあいさつしました。
広島港では、新型コロナの感染が拡大していた時期にクルーズ船の受け入れを一時停止していましたが、去年の寄港数は59回と増加傾向で、ことしは過去最多の65回の寄港を見込んでいるということです。
広島県港湾振興課の渡邊康彦ポートセールス担当監は「広島には世界遺産など魅力的な場所がたくさんあるので、ぜひ広島に来てほしい」と話していました。