尾道市の中心商店街に広場を整備 地域のにぎわい創出へ

地域ににぎわいを生みだそうと、尾道市中心部の商店街に階段状のベンチや人工芝のスペースなどがある広場が整備され、29日から利用が始まりました。

尾道市中心部にある尾道本通り商店街に完成したのは「尾道商業会議所記念館広場」です。
地元の人たちや観光客が立ち寄る拠点にして、にぎわいを生みだそうと、市が整備しました。
広場はおよそ950平方メートルで、階段状のベンチや夜間のイベント用に照明を設置したほか、子どもが楽しめるようなミスト状の噴水や傾斜のついた人工芝のスペースも設けられています。
また、人工の肛門やぼうこうをつけている「オストメイト」も利用できるバリアフリーのトイレや子どものおむつ替えや着替えができるトイレも整備されました。
29日、利用が始まるのを記念して式典が開かれ、商店街や市などの関係者およそ50人が参加しました。
式典のあと、尾道市の平谷祐宏市長は「新しい出会いや、交流が生まれる場所になれば、魅力的な広場になると思う」と述べました。
子ども2人を連れて東広島市から訪れた30代の女性は、「商店街だと、子どもが自由に動けないので、ひらけたところがあると、心に余裕が持てて、リフレッシュできます」と話していました。