宮島の大鳥居付近でフェリー乗り上げ えい航され桟橋到着

26日昼過ぎ、廿日市市の宮島の沖合を試運転で航行していたフェリーが嚴島神社の大鳥居付近の浅瀬に乗り上げました。
乗っていた4人にけがはなく、午後8時ごろえい航されて移動し、宮島の桟橋に到着しました。

26日午後1時すぎ、廿日市市の宮島の沖合で、JR西日本宮島フェリーが運航する「ななうら丸」が嚴島神社の大鳥居付近の浅瀬に乗り上げました。
運航会社などによりますと、「ななうら丸」は総トン数268トン、全長およそ38メートルで、午後0時10分に宮島の桟橋を出発して宮島口に向かう予定でしたが、出発前に異常を知らせるアラームが鳴ったため、いったん、乗客を全員降ろしたということです。
その後、応急処置を行い、船長と機関長、会社のスタッフのあわせて4人が乗り込んで試運転をしていたところ浅瀬に乗り上げたということで、4人にけがはなく、油の流出もないということです。
フェリーは、運航会社が手配した船舶に午後8時ごろえい航されて移動し、宮島の桟橋に到着しました。
運航会社によりますと、乗り上げたフェリーは乗客を降ろしたあと、後続のフェリーの運航を妨げないよう通常と比べ水深の浅い場所を航行したとみられるということで海上保安部が詳しい原因を調べています。