地域活性化へ 県が水力発電のプロジェクト開始

広島県は、企業や大学などと連携し、小規模な水力発電を通して地域活性化につなげるプロジェクトを始めることになり、25日、東広島市で協定の締結式が行われました。

締結式は東広島市の水力発電プラントのメーカーで行われ、湯崎知事のほか、連携してプロジェクトを行う2つの企業の代表と大学の教授の合わせて4人が出席しました。
広島県は、一般の河川や上下水道などを利用した小規模な水力発電の実用性を高め、普及させることを通して地域の活性化につなげようとしていて、協定では▼研究開発や人材育成の分野で連携することや、▼庄原市と廿日市市で実証実験を行うことなどが取り決められています。
この日は、メーカーの視察も行われ、湯崎知事が▽水力発電の仕組みや、▽3Dプリンターを活用して部品を製造することでコストの削減に取り組んでいることなどについて担当者から説明を受けていました。
湯崎知事は「地域の自立的な再生可能エネルギーの導入で、さまざまな課題解決に繋げていくモデルを広島県で作っていきたい」と話していました。