連合広島 春闘の平均賃上げ率は7.46% 

県内最大の労働団体「連合広島」は、春闘のこれまでの妥結状況をまとめ、平均の賃上げ率は7.46%となりました。
この時期としては比較ができる2015年以降最も高くなっています。

連合広島はことしの春闘について、要求を提出した県内199の労働組合のうち、今月15日までに回答があった51の組合の状況を集計しました。
このうち、比較が可能な26の組合について、ベースアップ相当分と定期昇給分をあわせた賃金の引き上げは、平均で月額2万3295円、賃上げ率は7.46%となりました。
賃上げ率は、去年の同じ時期を3.48ポイント上回り、比較ができる2015年以降最も高くなっているほか、ことしの春闘で連合広島が求めていた「5%以上」を上回っています。
一方、要求を提出した組合のうち、7割以上にあたる148の組合は交渉を続けていて、連合広島は今月末までの妥結を目標に掲げているということです。
これまでの妥結状況について、連合広島は「ことしの春闘は好スタートを切ることができた。今後、この流れを中小企業にも波及させるためには価格転嫁を通じて賃上げの原資を確保することが重要だ」としています。