仙酔島施設跡地に星野リゾート

福山市は鞆の浦沖にある仙酔島の国民宿舎の跡地の開発について、優先的に交渉権を得る事業者を決定したと発表しました。
関係者によりますと、全国に宿泊施設を展開する「星野リゾート」だということです。

福山市の鞆の浦沖にある仙酔島は景勝地として知られていますが、宿泊施設「国民宿舎」が老朽化のため3年前に営業を終了し、市は、施設を解体した跡地などの再整備の提案を募集していました。
これについて福山市は、15日、1つの事業者から申し込みがあり優先的に交渉する権利を得る事業者として決定したと発表しました。
市は、この事業者を15日の時点で公表していませんが、関係者によりますと、全国に宿泊施設を展開する「星野リゾート」だということです。
国民宿舎の跡地の再整備について市は周辺の砂浜などを合わせたおよそ2万平方メートルで、鞆地区ならではの歴史や自然が体験できる島にすることをコンセプトとしていて、今後、協定を結んで本格的に内容を検討することにしています。
星野リゾートはNHKの取材に対し、「現時点でお答えできることはない」と回答しています。