ヴィクトワール広島の選手から安全走行を学ぶ

中学生たちが自転車ロードレースのプロチームの選手から、自転車の安全な乗り方を学ぶ教室が三原市で開かれました。

14日、三原市沼田東町の第五中学校で開かれた教室には、自転車ロードレースのプロチーム「ヴィクトワール広島」の選手2人が講師を務め、1年生と2年生、およそ200人が参加しました。
教室では、最初に選手たちがスライドを使って講義を行い自転車の事故では頭をけがして死亡するケースが多いことや去年4月からヘルメットの着用が努力義務化となったことを伝え必ず着用するよう呼びかけました。
その後、グラウンドで死角のある曲がり角を再現したコースを実際に走行し、生徒たちは見通しが悪い曲がり角では自転車同士がぶつかる危険性があることを体感していました。
また、等間隔で置かれたコーンを縫うように走行したり狭い白線の間をはみ出さずに走行したりするコースも設けられ、生徒たちは選手を手本にしながら、慎重に走行していました。
参加した中学2年生は、「あいまいになっていた自転車のルールを学ぶことができました」と話していました。
「ヴィクトワール広島」の久保田悠介選手は「自転車は免許なしで誰でも乗れる乗り物で、被害者にも加害者にもなる可能性があるので、どちらにもならないように安全に気をつけてほしいです」と話していました。