広島市安佐北区の神楽団 合同で発表会

広島市安佐北区で神楽に取り組んでいるグループがそれぞれの舞いを披露する発表会が開かれています。

この発表会は地域の伝統芸能を次の世代に伝えようと広島市安佐北区役所などで作る実行委員会が毎年開いていて、会場には、安佐北区で活動している8つの神楽団が集まりました。
このうち亀山地区の「亀山子供神楽」は小学生から中学生までの子どもで編成された神楽団で、「戻り橋」という演目を披露しました。
「戻り橋」は、老婆に姿を変えた鬼が、傘売りを襲っていたところで渡辺綱という武将に見つかり、激しい立ち合いの末に、左腕を切り落とされて逃げ去るという内容です。
立ち合いの場面では、きらびやかな衣装に身をつつんだ鬼と武将が素早い動きで舞い、会場からは大きな拍手が起こっていました。
傘売りの役を演じた中村朝日さん(14)は、「いつもよりステージが大きくて不安がありましたが、やりきることができてよかったです。公演を振り返って、大人からのアドバイスを受けながら練習を重ねていきたい」と話していました。
この発表会は10日午後5時まで、開かれています。