県立呉昭和高校で最後の卒業式

今月末で閉校する呉市の県立高校で、2日、最後の卒業式が行われました。

1983年に開校した広島県立呉昭和高校は生徒数の減少などにより今月末での閉校が決まっていて、2日は最後の生徒となった3年生63人が出席して卒業式が行われました。
式では卒業生ひとりひとりの名前が呼ばれたあと、藤本秀穂校長から各クラスの代表生徒に卒業証書が手渡されました。
そして、校長から「コロナによる休校などを経験した皆さんには、卒業後周りの人に感謝することを大切にして成長を続けてほしいです」と門出を祝うことばを贈られました。
続いて、生徒会長の濱本絆菜さんが卒業生を代表して「呉昭和高校の最後の卒業生として、ひとつひとつの課題に真摯に取り組み、夢の実現に向けて努力し続けたいです」と決意のことばを述べていました。
県内の大学に進学する男子生徒は「卒業してお世話になった先生に会いに行ったり思い出を振り返ったりする場所が残らないのは悲しいです」と話していました。