今年度で閉校 県立安芸高校で最後の卒業式

今年度で閉校する広島市の県立高校で1日、最後の卒業式が行われました。

広島市東区にある県立安芸高校は今年度かぎりでの閉校が決まっていて、1日、最後の生徒となった3年生60人が出席して卒業式が行われました。
安芸高校は昭和49年に開校し、今年度で創立50年を迎えましたが、生徒数が減るなどしたため県立高校の再編で3月末をもって閉校します。
最後の卒業式では、生徒の名前が担任の先生から1人ずつ呼ばれたあと、1人1人、校長から卒業証書を受け取りました。
そして、平田浩一校長が「高校卒業後はそれぞれ別の道を歩むことになりますが本校で身につけた主体性や行動力を発揮し、夢の実現に向けてチャレンジし続けてください」と、門出を祝うことばを送りました。
続いて、卒業生を代表して生徒会長が「安芸高校は廃校となり新たな歴史が繋がれることはありませんが私たちが記憶し続けることはできます。卒業後も安芸高校の良さを思い出していきたいです」と述べました。
卒業後は大阪で保育士を目指して専門学校に行くという生徒は「これから広島を離れますが地元に帰ってきた時は校舎がなくなっていても、戻ってきて思い出に浸れたらいいなと思います」と話していました。