東広島市 「PFAS」新たに最大で目標値54倍の濃度検出

東広島市の川や水路で、有機フッ素化合物「PFAS」のうち有害性が指摘される物質が国の暫定目標値を超えて相次いで検出されている問題で、市は29日、新たに最大で目標値の54倍の濃度が検出されたと発表しました。

東広島市では市内を流れる川や水路から、「PFAS」のうち有害性が指摘される2つの物質が国の暫定目標値を超えて相次いで検出され、八本松町宗吉の井戸からは最大で目標値の300倍の濃度が検出されていました。
市では調査を続けていて、2月9日に八本松町宗吉で行った調査の結果を新たに発表しました。
それによりますと、8地点の川や水路のうち6地点で目標値を上回る濃度が検出され、高いところでは54倍の濃度だったということです。
一方、2月上旬に採取した瀬野川沿いや深堂川沿いの3地点の地下水は、いずれも濃度が目標値を下回っていたということです。
市は、高い濃度が確認され続けている地点の周辺を中心に今後も調査を行うことにしていて、発生源や汚染範囲を特定したいとしています。