子どもの笑顔1回につき1円寄付 北広島町で実証実験

北広島町の保育所で、子どもの笑顔1回につき1円が寄付される実証実験が始まりました。

実証実験は北広島町の2つの保育所で行われ、このうち南方保育所では、笑顔を検知できる専用のアプリで子どもたちの笑顔をカウントし、3歳から6歳の11人の子どもたちが端末に向かって笑顔を見せました。
1回の笑顔でレールの上を3秒間動く新幹線のおもちゃも用意され子どもたちは新幹線を走らせ続けようとゲーム感覚で楽しんでいました。
実験では、笑顔1回につき1円を、能登半島地震の被災地や生物の多様性を守る活動を行う北広島町内のNPOへ寄付することになっています。
また子どもたちの笑顔はアプリが自動で記録し、画像データは保護者へ販売されるということで、得られた収益の一部は寄付金の原資にあてられます。
北広島町総務課DX推進係の大本賢一郎係長は「将来的には地域のイベントや高齢者施設でも活用し自分たちの笑顔が社会の役に立つことを実感してもらうことで生きがいなどにもつなげていきたいです」と話していました。
実証実験はおよそ2か月間行われ、北広島町は、結果を踏まえて、町内のほかの公共施設やイベントなどでの導入も検討していくということです。